日常からできる対応

11月 16th, 2009

税務調査には必ず必要になってくるのが請求書領収書、などなど。
これらを参考資料として税務調査時に提出する必要が出てきます。

時には、付箋を貼られ、コピーを持ち帰られることもある、会社にある資料の数々。

普段から当日になってからあわてた対応を行わないためにも、普段から、この資料は税務調査時に調べられるかの性があるということを意識して、資料整理するといったことも、大切な対応の一つなのです。

帳簿などもしかり。
常日頃から心がけておくことが必要なのは、申告することだけではなく、後々税務調査で使用されるということを考慮したうえで帳簿をつけて補完すること。
これも重要な対応方法になってくると思われます。

小規模な会社などでは、事務職の社員に帳票の処理を一切合財任せていることが多いと思われますが、保管する際にも、どうして保管する必要があるのか、分かりやすく保管する理由を指導しておく必要があるのではないでしょうか。

事務処理を初めて経験する人は、保管の意味がよくわかっていません。
ただ指導されるままに保管していては、正しい保管のされ方ができていない可能性があります。
また、そのことによって、どこに保管されたかが分からなくなってしまうといった可能性もあります。
これでは税務調査がいざ入るとわかったときに迅速に必要な帳票を取り出してくることができないかもしれません。

正しい対応とは、常日頃から税のことを考え、普段処理している帳票がどのように必要になっているのかを理解しておくことこそ基本の一つになってくるのではないでしょうか。


税務調査対応・好ましくないバージョン

10月 14th, 2009

今回お話しするのは、税務調査の対応としては好ましくない対応をしてしまった?
ケースのご紹介。

東京都渋谷区にあるデータ分析会社が東京国税局の税務調査を受け、2007年の3年間に競馬で得た配当金についての申告をしていなかったことが発覚し、およそ160億円の所得隠しを指摘されたのです。

この企業、先に述べた通り、データ分析の会社です。
そこで、騎手や出走馬の血統などを分析・解析する競馬の予想をするデータ分析のプログラムを作成し、それによって利益を上げていたものを申告していなかったのです。

この企業は、英国人が社長を務めており、2008年時にも法人税法違反で強制調査を行おうとしたのですが、社長が海外へと出国してしまい、任意調査での課税長文に切り替えていたのです。

これは、対応としては、かなりいただけない対応を取っていたのではないでしょうか。

ただ、この税務署からの課税処分を不服として、異議を申し立てるようです。

しかも、60億円を超える追徴課税ですが、保全差押えという手続きを取って、20億円の差押えはできているのですが、すでに資産の大半が国外に移されているため、残りの追徴課税の聴衆が困難になってきているのだとか。

強制調査を社長の海外へと出国によって任意調査に切り替えさせたうえ、資産も国外に移動させるという対応、更に異議申し立てって確かに、税務調査の結果に対して不満があれば、異議申し立てという対応を取ってもいいと思いますが、その前に行った対応があまりフェアじゃないように感じてしまうのは私だけでしょうか。

姑息な対応に少し憤りを感じている次第です。


税務調査の対応は税務代理権限証書で鬼に金棒

9月 10th, 2009

税務調査の対応で一番手とり早いのが、顧問税理士に一任してしまうことです。

企業が税理士を通して申告をする際、税理士は、“税務代理権限証書”というものを添付しています。
これは税理士が法人税の申告書に限らず、税理士が携わったありとあらゆる申告書に添付することが必要であり、また税理士として必要最低限の知識の一つです。
なぜなら、この“税務代理権限証書”があることによって、税理士は税務調査の際に税務署から事前通知をしてもらう権利を持っており、逆に添付書面を提出していたとしても、それには意見聴取の制度の効力はありません。

逆の言い方をすれば、顧問税理士の方に、“税務代理権限証書”を添付してもらえれさえすれば、税務調査の日程の打ち合わせなどといった対応を税理士の方に一任できてしまうということです。
いえ、できるというよりは、税理士の側に税務調査に立ち会う義務が生じるといったほうがよいでしょう。

ですから、現金を取り扱っている場合、税務調査は事前に通知されずに、突然やってくるものですが、その場合も
「顧問税理士に連絡を取るので、待ってください」
と毅然とした対応をとり、速やかに顧問税理士に連絡を取り、指示を仰いでください。
税理士と税務調査官とに電話を取り次いでしまうという対応でもよいでしょう。
とにかく、“税務代理権限証書”があれば、税務調査の重大な対応は税理士の方にある程度はお任せできてしまうので鬼に金棒です。


税務調査の対応と相続

8月 18th, 2009

この時期に入ってくる税務調査は、新人の税務調査官の研修が終わって初の・・・・というケースがあるかもしれませんね。
個人に入ってくる税務調査(特に相続税に関するもの)の場合、たいてい顧問税理士がつきます。
というのも、相続税を納めるほどの相続とは、相続を受ける全体の5%程度のごくごく高額な相続を受けた人だけが課せられるものだから。
俗に言うごくごく限られた富裕層の方にのみ課せられるものなのです。

したがって、たいていの方は、税理士の方に申告などを一任しているのではないでしょうか。
だとすれば、税務調査の対応は、一任した税理士の方に任せておけばいいのです。
個人の方があえて前面に立って対応する必要はありません。
むしろ出しゃばると余計なことをしゃべってしまい、重箱の隅をつつかれるようなことになりますよ。

個人の趣味は何だったのか、などなど世間話をしているようで、税務調査官というのは、脱税しているのではないかと、眼光鋭くしているものです。

必要以上に口を固く閉ざす必要もありませんが、逆にベラベラと話しすぎるのもいけません。
「口は災いのもと」ですから。
寡黙な対応でいるのがいいでしょう。

また、事前の対応として、銀行の名前の入ったタオルやメモ帳などは目に見えるところから移動しておいた方がよいでしょう。
これもやはり税務調査官に、「申告している以上に遺産があるのではないか」と疑われる理由の一つになるからです。
相続税に関する税務調査とは、おおむね遺産を相続してから2年程度で入るものです。
まだまだ個人に対する心の整理がついていない方にとっては、非常識とも思える時期かもしれませんが、スムーズに終わらせるためにも、平常心を忘れない対応を心がけましょう。


準備段階の対応が税務調査を左右する

7月 14th, 2009

税務調査の対応は、当日ではなく、事前の準備で大方決まるとも言われています。
と言うのも、やはり普段からの税務処理などは勿論のこと、伝票や元帳などに何かしら印をつけていること、あるのではないでしょうか。

あとで、見返そうと思っているからではないでしょうか?
営業所で経理を担当している人であれば、後で本社の経理部長などに見てもらうために、その場でどう処理してよいか分からず、“とりあえず”処理をして、あとでじっくり処理しなおそうと思っていながら、すっかり忘れ去っていたところ。
そういった部分の目印を残したままにしておかず、時間があるのであれば、適切な処理をしておくことも、大切な対応方法といえるのではないでしょうか。

目印は、あるだけで税務署の目に留まります。

なければスルーされていたかもしれないところを、あえて目印をつけて「ここは怪しいですよ」と触れているようなものです。
ですから、税務調査が入ると分かった段階で、そのような目印や付箋などは外しておきましょう。

これは最も初歩的なことであり、大切な対応の一つになります。
すぐにでも取り掛かることが出来、有効な対応策なので、ぜいむ調査が入ると分かったら、真っ先に行っておいてください。

税務調査を経験したことのある人なら、事前にどのような対応をとって準備していくのが効率的かつ有効的か段取りが分かってくると思います。
また、顧問税理士の方に事前の対応方法の指示を仰ぐことも大切です。

税務調査は事前準備で50%以上が決まるとも言われています。
貴方の伝票に付箋はついていませんか?


税務署も対応に努めている

6月 16th, 2009

パチスロ業界で長く君臨している機種「新世紀エヴァンゲリオン」のプログラム開発のソフト会社が税務調査の結果1億1千万円の脱税をしていたとして東京国税局が横浜地検に告発したことが発覚しました。

最近不況になってきたあおりを受け、パチンコ業界でもその不況の波が押し寄せつつある中、この「新世紀エヴァンゲリオン」の導入によって、パチスロから遠ざかっていた客脚を呼び戻すことに貢献した人気の機種と言われているようです。

私自身も夜中に何度かこのアニメを見たことがありますが、独特の世界をもつアニメです。
このアニメが好きな世代をターゲットに、また多彩なゲーム展開でスロッター達を飽きさせないゲーム性から幅広い年齢層から支持され、そのプログラム構成の素晴らしさがパチスロ雑誌でも絶賛されていたようですが、このようなことになり、パチスロファンもがっかりしていることでしょう。

所得隠しの経緯は、ソフト開発業務を委託した形にして経費を水増しするなどしていたようだ。

このようなプログラム関係の経費は形に見えないものが多いため、いたちごっこ状態になっているものが多いのではないだろうか。
いかにして所得を圧縮しようか考える側と、それをいかにして税務調査で発見していくかという側。

頭脳戦です。

社会で新手の業種で成功する事業所が出てくれば、このように税務調査の方法も柔軟に対応していかなくては、あの手この手で所得を隠してくる業者が後を絶たない。

私達が税務調査の対方法を考えている時も、税務署側も税務調査をどのように行っていけばよいかという対応に日夜努力しているのです。


前日の対応のおさらい

5月 15th, 2009

これまで税務調査の対応方法についていろいろ述べてきましたが、今回は、一社員の税務調査の対応の仕方についておさらいしていきましょう。

基本的には、税務調査は事前に連絡が入るものです。
顧問税理士がいるのであれば、そちらの方から税務調査が入る旨の連絡がきます。

それから税務調査ににいつきてもらうかの日程を決める対応がひつようとなってきます。

次に、税務調査当日に向けて準備をする対応を行います。
準備とは、納品書、請求書、帳簿など必要な書類を整理し、書類の漏れのないようにチェックする対応が必要となってきます。

次に必要なのが、担当者を決めておくことです。
これは、臨席する経理担当者だけではなく、調査時に書類の提出を求められた際にその書類を会社にコピーを残しておくための人員なども決めておく必要があるということです。
調査当日は、あわててしまい、そのような辞任の配置対応を忘れていると、あわててしまい、コピーを残しそこなってしまう恐れがあるからです。

このように調査前から対応が必要となってきます。

そして調査当日、基本的には社長や経理担当者と税理士が税務調査官と話をするといった対応をことになります。

従って他の社員が行うべき対応方法は、まず、必要最低限のもてなしとして、お茶だし程度でしょうか。
税務調査官は公務員ですし、ましてや賄賂と判断されそうな昼食等のもてなしは不要です。

この程度の税務調査の初歩的な対応方法を知っておけば、大丈夫かと思われます。


芸能界の税務問題・2

4月 12th, 2009

少し前の話になるのですが、吉本興業に税務調査を受けていたことが判明していましたよね。

これによって吉本興業は、追徴課税を見込んで2009年の3月期の連結業績予想に関して、従来予想の純利益が22億円だったのに対して、12億円に大幅に下方修正しています。

吉本興業は、2007年7月に不正支出に関する社内調査の結果を公表したのですが、2003年頃吉本新喜劇のテレビ番組制作において、勤務実態のないスタッフの名義で報酬を支払っていたり、2004年間での数年間に子会社から元会長の関連企業に現金が流れていたのだ。

売れない芸人にはとことん給料が少ない芸能界。その中でもお笑い芸人を多く抱えている吉本興業は、このような不正なことをすることによって税務調査を受け、結果連結業績を10億近くも下方修正するといった対応に追われるくらいなら、無名の若手芸人たちにもっと給料を支払ってあげていたらよかったのにと思えるのは私だけでしょうか。

今回の調査、もしかして、思ったように給料をもらえない芸人たちの怨念が、調査を呼び寄せたのではないでしょうか。
調査の対応に追われている社員を見て、かげて「よっしゃ」と喜んでいた人、少なからずいたのではないでしょうか。

今回の税務調査が入るに至ったいきさつが、おそらくは、不正支出に関する社内調査の結果ということで、内部監査から発覚し、税務調査が入ったのでしょうが、自ら不正支出に関する情報を公表したことは、いい対応だったといっても良いのではないでしょうか。
今回の税務調査は高い授業料だったと反省して、今後の正しい処理を期待します。


顧問税理士さんがいると対応が楽です

3月 15th, 2009

税務調査の対応法はイロイロありますが、調査に入られにくいような環境にしておくことも大切な対応方法の一つではないでしょうか。

特に個人事業者の方においては、顧問税理士さんをお願いする余裕があるのであれば、お願いするのが賢明かと思われます。
確定申告を提出する際、顧問税理士さんを雇っている場合、税理士を通して確定申告することになるので、税務署サイドは税務調査をする場合、顧問税理士の方に連絡をしてきます。

これだけでも、あなたが事業主であったとして、税務調査が入るという一報が、税務署から入ってくるのと、顧問税理士から入ってくるのとでは、まずその心の準備というか、驚き度が違いますよね。
また、調査官との電話での対応も顧問税理士さんがやってくれますので、相手の言われるがままに対応することにならずにすみます。

起業してから初めて税務調査を受けるという方であれば、なおさらですね。
右も左も分からないままに調査に対応していたのでは、税務調査官の思うつぼです。

また、前回調査を受けたときにイロイロと指摘を受けたという方も、次回の調査時もまた沢山指摘を受けるのではないかとおどおどした対応をしていては、税務調査間は、何か隠していることがあるのではないかとかんぐってしまうので、毅然とした態度で対応できるためにも、顧問税理士さんという頼れる人がいると思うだけでも、税務調査への対応に余裕が出てくるのではないですか?
あくまでも、経営に余裕があればの話しですので、無理をしてまで雇えとは言いませんよ。


税務調査の対応のいろは<作戦会議>

2月 11th, 2009

税務調査をはじめて受けられる方はその対応で気になる一つが「昼食はどうしよう?」ということではないでしょうか。
他に「お茶は出してもいいの?」なんてことも気になる対応の仕方のランキング上位にくるのではないでしょうか。

結論から言うと、税務調査の対応で昼食を出すことはしてはいけない。お茶を出すことはしてもいい対応です。

これは国家公務員倫理法で禁止されていることなのですが、国家公務員は酒食等のもてなしを受けてはならないとされているのです。
従って昼食を出してもらうということは、禁止になってくるのです。
また、税務調査官は、税務調査をしている事業所を外出する昼食時に午後やそれ以降の作戦会議をしていることが多いようです。

ですから、お昼の用意をするという対応はしなくていいのです。
だからといって、税務調査間が外出している間に気を緩めるといっただらけた対応をしてはいけませんよ。
相手は作戦会議をしているのです。
こちら側も作戦会議といった対応を!!とは言いませんが、気を引き締めていてくださいね。
気が緩んでいる昼休み明けしょっぱなの会話時に口元が緩んで余計なことを口走る・・・なんて対応をしてしまった暁には、更にさかのぼった資料を要求してくる可能性大ですよ。

個人の事業主さんだったのですが、昼休み明けの雑談で、気が緩んで「レジを打たないときもある」なんて口走る対応をしたばっかりに、更にさかのぼって調べられ、随分絞られてしまって・・・・という話を聞いたことがありますよ。
税務調査が終わるそのときまで気を緩めることなく対応していってくださいね。